2016年 11月23日  ムラサキツユクサ


11月21日、ウスジロノゲシのそばの草むらでムラサキツユクサ属が目に入りました。
ムラサキツユクサかオオムラサキツユクサか、秋吉台日記の記事を見ようとしたところ、
ムラサキツユクサは昨年確認したはずなのに、記事がありません。
昨年の画像では区別出来なかったからだと納得し、先ず、昨年の画像からの日記を。

【@今回目についたムラサキツユクサ属 − ムラサキツユクサかオオムラサキツユクサかは不明】
16.11.21 撮影

         ムラサキツユクサ〈紫露草〉Tradescantia reflexa.
                      (ツユクサ科 ムラサキツユクサ属) 花期は 4〜11月。
        北アメリカ原産の多年草。
        株分けによって広まり、野生化しているものもある。
        葉は広い線形で青白い。
        茎の先に多くのつぼみがつき、直径2-3cmの花が次々と開く。
        花弁は3個あり、薄くて弱く、多数ある雄しべが目立つ。
        よく似たオオムラサキツユクサT.virginianaは、
        葉の幅が広くて折り目がはっきりし、茎を抱えるようにつく。
        花も大形で紫色のほか、ピンクや白もある。       
        
           
* * * * * * *

         − 三河の植物観察 −
        草丈が15-115cmと(オオムラサキツユクサより)大きくなり、
        葉は粉白を帯び、長さ5-45cm、幅0.4-4.5cm。
        萼片は3個、長さ4-15mm、粉白を帯び、無毛又は先端に腺毛でない毛の束がある。
        
【A昨年、畑のそばで見つけた株です】
15.9.22 撮影
                                 
【B葉は広い線形で青白い
15.9.22 撮影

【Bを拡大しました】
15.9.22 撮影

【C花弁は3個あり、薄くて弱く、多数ある雄しべが目立つ
15.9.22 撮影

【Cを拡大しました − 萼片は3個、粉白を帯び、無毛又は先端に腺毛でない毛の束がある
15.9.22 撮影

 以上のとおり、昨年見つけた 画像ABC(今年も同所で4月30日に開花確認)は、
 間違いなくムラサキツユクサだということが判明しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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