6月18日 ムラサキシキブ


【ヤブムラサキ・イヌムラサキシキブとの違いを見るために】
   11.6.17 撮影
   
  ムラサキシキブ〈紫式部/別名ミムラサキ〉(クマツヅラ科 ムラサキシキブ属) 花期は6〜7月。
 実の美しさを紫式部に例えたものといわれる。
 丘陵や低山に普通に見られる高さ2〜3mになる落葉低木。
 葉は対生。
 葉身は長さ6〜13cmの長楕円形で先は尾状にとがり、ふちには細かい鋸歯がある。
 両面とも無毛。
 葉腋から集散花序を出し、淡紅紫色の花をつける。
 花冠は長さ3〜5mm、上部は4裂し、裂片は平開する。雄しべは 4個、雌しべは1個。
 果実は核果。直径3mmほどの球形で、紫色に熟す。   

             【「全体に無毛」ということに絞って撮りました − 葉の表面】
                           11.6.17 撮影
                       【上の画像を拡大しました】
                        11.6.17 撮影
                        「両面とも無毛」

                          【葉の裏面】
                         11.6.17 撮影
                         「両面とも無毛」


                            【茎と萼を】
                           11.6.17 撮影
                       【上の画像を拡大しました】
                           11.6.17 撮影

 ムラサキシキブは、ヤブムラサキとの雑種が多いと言われていますが、今回見て歩いた限りでは、無毛のムラサキシキブが複数株あり、有毛の株より多かったので、秋吉台では「全て雑種になっている」という心配は、今のところ無いと思いました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。