5月21日  ムラサキ・ホザキザクラ

  ムラサキ    05.5.21 撮影
   
 ムラサキ〈紫〉(ムラサキ科) 花期は5〜6月。
 根は太くなり、シコニンという色素を含み、昔から紫色の染料に使われてきた。山地の草原にごくまれに生える高さ30〜60pの多年草。茎は直立し、ほとんど枝を分けず、斜め上向きの粗い毛が生える。葉は互生。厚ぼったく2〜3対のはっきりした側脈がある。花は上方の葉(包葉)のもとに1個ずつつき、花冠は白色で直径約6o。

 
ムラサキの開花を確認したは5月18日でした。
  
                    【上の画像を拡大しました】                    
                        
                     ホザキザクラ(サクラソウ科)                     
05.5.21 撮影
 
 ホザキザクラ〈穂咲き桜〉 花期は5〜6月。
 琉球列島、鹿児島県の日当たりのよい林縁や道ばたに生える高さ3〜16pの1年草。根生葉は卵形か楕円形。上部の葉には柄がなく、卵形または卵状楕円形。花は茎の葉腋に総状につく。花冠は白色、高盆状で直径4〜5o。半ばまで5中裂し、裂片は広倒卵形で先はへこむ。


 ホザキザクラの開花を確認したのは5月11日でした。

                    【上の画像を拡大しました】 

                 
 5月21日(土) 野草にくわしい友人たちとの収穫多い散策でした。
 林の中や草原の草陰でしか見ていなかったオオバノトンボソウを、草丈の低い草原の真っただ中で、2株並んで咲いているのを見つけました。
 「今日の日記はこれ!」と、ハシナガヤマサギソウと書くつもりだったのに、いざ、画像を見ると両者の区別が分からなくなってしまいました。見た時は確信が持てたのに・・・。

 ピンチヒッターに今日撮った中から使えるものを探したら、ムラサキとホザキザクラ。
 「レッドデーターブックやまぐち」によると、共に絶滅危惧TA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)です。