2018年 11月18日  ムクロジ



【@果実がこんなにたくさんついたのは、十数年見てきて初めてのことです】
18.11.18 撮影

          ムクロジ Sapindus mukurossi〈無患子〉(ムクロジ科 ムクロジ属) 
                                          花期は6〜7月。
         ムクロジ属
         葉は互生し、1回偶数羽状複葉、小葉は全縁。
         花序は大型の円錐形をなし、頂生する。
                  
         落葉高木で、高さ25m、径1mに及ぶ。
         葉は長さ30-70cm、幅7-20cm。
         小葉は4〜8対あって狭長楕円形、長さ7-20cm、幅2.5-5cm、無毛、
         基部は非相称(下側はくさび形、上側は円形)、
         細脈は両面ともによく隆起する。
         花期は6月。
         花序は長さ20-30cm、直立し、細毛を密生する。
         雌雄同株。
         花は黄緑色、放射相称、径3.5-4.5mm、
         萼片は4〜5個、円形で径約1.5mm、
         花弁も4〜5個、長卵形で長さ約2.5mm、
         ともに縁と背面に微毛があり、平開しない。
         雄しべは8〜10個、雄花では長さ約4mm、雌花では約2.5mm、
         花糸の下半部に軟毛がある。
         雌しべは長さ約3mm、無毛、子房は楕円形、先は次第にとがる。
        
         
果実は球形、黄色または黄褐色に熟し、径約2cm、
         基部に発達しない心皮がつく。
         種子は球形、径1cm内外、黒色でかたい。
         本州(茨城県・新潟県以南)・四国・九州・琉球・小笠原の暖帯および亜熱帯に産し、
         東アジア・東南アジアおよび南アジアに広く分布している。
         かつて果皮はサポニンを含むため石鹸の代用に、
         種子は羽根つきの球に使われた。
          − 改訂新版「日本の野生植物3」 −

【A】
18.11.18 撮影
                                 
【B果実は球形、黄色または黄褐色に熟し、径約2cm
18.11.18 撮影

【C基部に発達しない心皮がつく
18.11.18 撮影

【Cを拡大しました − 基部に発達しない心皮がつく
18.11.18 撮影

* * * * * 花の時を −2015年7月8日の日記から * * * * *

【D開花確認日の花序 − 花序は大型の円錐形をなし、頂生する。雌雄同株。
15.6.17 撮影

【Dを拡大しました − 開花しているのは雄花】
15.6.17 撮影

【E開花して8日後】
15.6.25 撮影

【Eを拡大しました −雄しべは8〜10個、雄花では長さ約4mm
15.6. 25 撮影

【F − Eの13日後の花序】
15.7 .8 撮影

【G雌花 −雌しべは長さ約3mm、無毛、子房は楕円形、先は次第にとがる
15.7.8 撮影
「雄しべの長さ − 雌花では約2.5mm」



 来年は、雄花・雌花をきっちり撮って、ムクロジの日記を書き上げたいです。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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