ムカゴトンボ Habenaria flagellifera 〈零余子蜻〉(ラン科 ミズトンボ属)
花期は8〜9月。
ムカゴソウとトンボソウに似ることによる。
日当たりのよい湿地に生える高さ20-30cmの多年草。
葉は下部に3〜5個つき、卵状楕円形で長さ4-10cm。上部は細い鱗片葉になる。
茎頂に総状花序を立て、淡緑色の花を多数つける。
萼片、側花弁は長さ約3mmで、かぶと状にずい柱をおおい、
唇弁は3裂し、中裂片は舌状で長さ2-3mm。
側裂片は糸状で長さ6-7mm、開出する。
[山口県絶滅危惧TA類]
【A − @の10日後を】
14.9.9 撮影
【Aを拡大しました】
14.9.9 撮影
【B今年確認の3株目】
14.9.12 撮影
【Bを拡大しました】
14.9.12 撮影
【C今年確認の4株目を】
14.9.12 撮影
【Cを拡大しました】
14.9.12 撮影
【D今日、8株目を確認しました】
14.9.12 撮影
【Dを拡大しました − 3萼片は半開状。側花弁は背萼片の内側に重なり、かぶと状となる】
14.9.12 撮影
「唇弁は3裂し、中裂片は舌状、側裂片は糸状で横に張り出す。距は棒状で下に垂れる」
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ムカゴトンボは湿地に生えるランなので、この夏のような雨の多い天候が最適だった様子です。
昨年、枯死寸前の状態でやっと1株咲いたのは打って変わって、草丈も高く、どの株も生き生きしています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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