ムカゴトンボ〈零余子蜻〉(ラン科 ミズトンボ属) 花期は8〜9月。
ムカゴソウとトンボソウに似ることによる。
日当たりのよい湿地に生える高さ20〜50cmの多年草。
葉は下部に3〜5個つき、卵状楕円形で長さ4〜10cm。上部は細い鱗片葉になる。
茎頂に総状花序を立て、淡緑色の花を多数つける。
萼片、側花弁は長さ約3mmで、かぶと状にずい柱をおおい、
唇弁は3裂し、中裂片は舌状で長さ2〜3mm。
側裂片は糸状で長さ6〜7mm、開出する。
[山口県絶滅危惧TA類]
【@に近づいて】
11.8.30 撮影
【@を別の角度から】
11.8.30 撮影
「萼片、側花弁は長さ約3mmで、かぶと状にずい柱をおおい」
【上の画像を拡大しました −唇弁は3裂し、中裂片は舌状で長さ2〜3mm】
11.8.30 撮影
「側裂片は糸状で長さ6〜7mm、開出する」
強い日差しを避けるように、秋吉台のムカゴトンボは、ササなどのほかの植物に隠れるように生えています。
観察・撮影の際には、草に足を踏み入れないように気をつけてください。
年々、個体数が減ってきているのが気がかりです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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