ムカゴトンボ〈零余子蜻〉(ラン科 ミズトンボ属) 花期は8〜9月。
ムカゴソウとトンボソウに似ることによる。
日当たりのよい湿地に生える高さ20〜50cmの多年草。
葉は下部に3〜5個つき、卵状楕円形で長さ4〜10cm。上部は細い鱗片葉になる。
茎頂に総状花序を立て、淡緑色の花を多数つける。
萼片、側花弁は長さ約3mmで、かぶと状にずい柱をおおい、
唇弁は3裂し、中裂片は舌状で長さ2〜3mm。側裂片は糸状で長さ6〜7mm、開出する。
【@を拡大しました】
10.9.4 撮影
【A − @に少し近づいて撮りました】
10.9.4 撮影
【Aを拡大しました】
10.9.4 撮影
「側裂片は糸状で長さ6〜7mm、開出する」 側裂片が「まる」を作ると、両手で顔を「◯」で囲んでいるように見えるのです。
【私が見てきた株は・・・】
10.9.4 撮影
花茎は立っても展開がない株。
私が見ていたのは、こんな株ばかり6株で、今年の花を諦めた直後に友人に出会えました。
* * * * * * * おまけの花 * * * * * * *
【マツバニンジンを開花確認しました】
10.9.4 撮影
友人が、つぼみを確認していた場所へ同行したら、1株に1つ、咲いていました。
昨年まで見ていた所では、瀕死の状態の1株を見ていますが、咲くかどうか微妙です。
【上の画像を拡大しました】
10.9.4 撮影
撮りながら「もうしぼみかけ?」と思いましたが、まだ開く途中でした。
猛暑続きで秋吉台の植物も影響を受け、ハリギリ・モッコク・チダケサシは、今年とうとう咲かなかったし、ほかの花も開花が遅れたり花数が極端に少なかったりしています。
そんな中で、ムカゴトンボはよく咲いてくれました。
本「秋吉台で出会った花」にムカゴトンボは2枠とっているので、今年の画像が無い場合のことを思案しながら駐車場に戻っていた時、友人に出会え、貴重な2種の情報をもらえました。
今、幸せをかみしめています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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