7月16日  ムカゴソウ(ラン科)

 05.7.16 撮影
   
 ムカゴソウ〈零余草〉 花期は6〜8月。
 やや湿った草地に生える高さ20〜40pの多年草。葉は茎の中部に数個が互生し、長さ8〜20pの線形。穂状の花序に淡緑色の花を多数つける。


 平尾台で見たムカゴソウが秋吉台にもあると聞き、探し始めて5シーズン目でした。
 今日、草丈の低い草原の斜面で、ササに埋もれるように咲いている、高さ17〜8pのムカゴソウを見つけることができました。
 私がムカゴソウを探していることを知った“秋吉台のやまんば”さんが、7〜8年前に一度見られたる記憶をたぐりながら、その当時はあった道は消えている草原を、一緒に探すこと今日で2度目。

                     【花序を拡大しました】                    
                        05.7.16 撮影
 
 
         「唇弁は長さ6〜8o、先が3裂し、中裂片は短い突起となり、
             側裂片は糸状で長く、かぎ状に曲がる。 距はない」
          

                 【50pほど離れたところに、もう1株!】               
05.7.16 撮影

こちらは、高さ10p余り、咲き始めたばかりのようでした。

                 
 「場所を教えてもらえばいいのに」と、よく友人に言われていましたが、自分で見つけた時の感動をいつか味わえるものと、夢を持ち続けて本当によかった。
 興奮が大分落ち着いた今は、
「あの広い草原で、あんなに小さくて細い、保護色の花をよく見つけたなあ・・・」。