7月18日  カンコノキ(トウダイグサ科)

 05.7.17 撮影
   
 カンコノキ 花期は6〜10月。
 近畿地方以西の沿岸地に生える高さ1〜6mになる落葉または半落葉の低木または小高木。雌雄別株ときに同株。葉は互生、2列に並ぶ。倒卵形または狭倒卵形で、先は鈍形で、基部はくさび形。ふちは全縁。質はやや厚く、両面とも無毛。葉腋に白色の小さな花を束生する。
 

 秋吉台では、ここの草原の斜面にだけ数株生えているカンコノキ。
 カサカサと全体が乾いた感じで、枝の先の短い枝は刺状の木です。
 先日行ってみる気になって、撮った枝には花らしいものは見えませんでしたが、図鑑を改めて見ると、花期が6〜10月。
 「今は7月。つぼみがあるかも!」と、目が届く枝を順に見ていったら開花しているらしい雌花が見えました。
  
                    【雌花】                    
                     05.7.17 撮影
 
            
「雌花の柄は短く長さ約1o、萼片は6個で直立。
            花柱は合着して柱状になり、萼より少し長い」

         
     柄が1oの花なのに、近くのはつぼみばかり。
     少しの風にも揺れて、3日続けて何枚も撮りましたがこれが最高の出来でした。

                     【雄花序がついていた枝】                      
05.7.18 撮影

【上の画像を拡大しました】

「雄花には長さ1pの柄があり、萼片は6個、楕円形で長さ2o、平開する」


雌花よりは大きい雄花ですが、開花したのはまだ1つも見えませんでした。
初日に見つけたつぼみも、3日目の今日、ほとんど動きが感じられません。 
       開くと直径5oほどになるのですね。

 7月18日(日) 晴れ。 昨日梅雨明け。
 
小さい花といっても、木の花でこれだけ小さい花がほかにあったかしら。 しかも、花期は5ヶ月も。
 暑い最中ですが、開花した雄花を見るまでは通いましょう。