シロバナショウジョウバカマ〈白花猩々袴〉(ユリ科 ショウジョウバカマ属) 花期は3〜4月。
ショウジョウバカマより葉がやや薄く、倒披針形で長さ10〜18cm、ふちに細かな波状鋸歯がある。
花は白い。花期はやや早い。
分布:本州(関東地方以西)・四国。
【@雄しべの花糸が白色のシロバナショウジョウバカマ】
10.3.16 撮影
【A雄しべの花糸が淡紅色を帯びた花 − これは?】
10.3.16 撮影
何かはっきりさせたくて、今日16日、観察と撮影に来ました。
【Aを拡大しました】
10.3.16 撮影
ショウジョウバカマの花被片の下部は、花柄との境が少しふくれていますが、
シロバナショウジョウバカマも同様です。
【B葉は】
10.3.16 撮影
「ショウジョウバカマよりやや薄く、ふちに細かな波状鋸歯がある。」
* * * * * * *
【Cツクシショウジョウバカマらしい1個体も】
10.3.16 撮影
ツクシショウジョウバカマ〈筑紫猩々袴〉(ユリ科 ショウジョウバカマ属) 花期は3〜4月。
花が白色で基部は淡紅色を帯びる。
花被片はやや短い倒卵状長楕円形で、基部は次第に細まり、花柄との境がふくらまない。
【Cを横から − 花被片の花柄との境がふくらんでいません】
10.3.16 撮影
「花被片の基部は次第に細まり、花柄との境がふくらまない」
Aの拡大画像との違いがお分かりでしょうか?
3月16日の観察結果から、セラピーロード大原湖畔コースに咲く白花のショウジョウバカマは、
◇真っ白の花と、花糸が淡紅色を帯びた白花のほとんどが「シロバナショウジョウバカマ」。
◇花糸が淡紅色を帯びた白花の中に、「ツクシショウジョウバカマ」と見られる1個体を確認。
ツクシショウジョウバカマについては、もう一度撮りに行って、確かめたいと思っています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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