モモ Prunus persica 〈桃〉(バラ科 スモモ属) 花期は3〜4月。
栽培される落葉小高木で、幹は高さ2-5m、径30cmになる。
樹皮は暗柴褐色で縦方向に不揃いな割れ目ができる。
若い枝は緑色または紫褐色で無毛。
葉は長さ1-1.5cmの柄があり、葉身は広倒披針形または楕円状披針形で、
先は長い鋭形、基部はくさび形で1対の腺を有し、細かな鈍い鋸歯があり、
ふつうは両面とも無毛で、長さ8-15cmになる。
花期は3〜4月。
花は前年の枝の葉腋に、しばしば葉芽とともに1〜3個つき、
長さ3-5mmの短い柄があり、径3〜5cmになり、葉より先に開く。
萼片は楕円形、先は鈍形、縁にけがあり、花時に斜開 し反りけらない。
花弁は広楕円形または楕円形で、先は円形、基部はくさび形、
紅色または白色で、花時 にはやや平開する。
雄蕊は多数で、花弁よりやや短く、花柱とほぼ同長である。
子房は狭卵形で長軟毛を密生し、花柱にも長軟毛がある。
果実は球形または卵球形で、径5-7cmになり7〜8月に熟して黄白色。
中国北部原産。
日本には有史以前に渡来し、広く観賞用または果樹として栽培され、
本州以南の石灰岩地帯などで野生化している。
− 改訂新版「日本の野生植物3」 −
【@を拡大しました − 】
20.3.26 撮影
【A開花確認してきた場所でも、例年になく花つきはものすごいです】
20.3.26 撮影
【B】
20.3.26 撮影
【Bを拡大しました − 雄蕊は多数で、花弁よりやや短く、花柱とほぼ同長】
20.3.26 撮影
【C日本には有史以前に渡来し、広く観賞用または果樹として栽培され】
20.3.26 撮影
【Cを拡大しました − 本州以南の石灰岩地帯などで野生化している】
20.3.26 撮影
* * * * * きょう咲いていた花は8種でした* * * * *
【DムラサキサギゴケMazus miquelii〈紫鷺苔〉(ハエドクソウ科 サギゴケ属)】
20.3.26 撮影
【Eサワオグルマ Tephroseris pierotii〈沢小車〉(キク科 オカオグルマ属)】
20.3.26 撮影
【F シハイスミレ Viola violacea var.violacea〈紫背菫〉(スミレ科 スミレ属)】
20.3.26 撮影
【G スモモ Prunus salicina 〈酸桃〉(バラ科 スモモ属)】
20.3.26 撮影
【H ニワトコ Sambucus sieboldiana(ガマズミ科 ニワトコ属)】
20.3.26 撮影
【I シャガ Iris japonica〈射干〉(アヤメ科 アヤメ属)】
20.3.26 撮影
【J シナダレスズメガヤ Eragrostis curvula(イネ科 スズメガヤ属)】
20.3.26 撮影
【Kオオスズメノカタビラ Poa trivialis〈大雀の帷子〉(イネ科 イチゴツナギ属)】
20.3.26 撮影
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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