モチノキ Ilex integra〈黐の木〉(モチノキ科 モチノキ属) 花期は4〜5月。
樹皮から良質の鳥もちがとれることによる。
暖地の海に近い山地に生える高さ6-10mになる常緑高木。雌雄異株。
葉は互生。葉身は長さ4-7cmの楕円形で両端ともとがる。
成木の葉は全縁。
質は革質で、両面とも無毛。側脈は不明瞭。
前年枝の葉液のごく短い短枝に黄緑色の花を束生する。
雄花は2〜15個、雌花は1〜4個ずつ集まる。
花は直径約7mm。花弁は4個、楕円形で長さ約3mm。
萼片は広い三角形で4個。雄しべは4個、雌花の雄しべは退化して小さい。
子房は円筒形、花柱はほとんどなく、柱頭は4浅裂する。
果実は核果。直径1cmほどの球形で、11〜12月に赤色に熟す。
【@を拡大しました】
17.10.13 撮影
【A果実は核果。直径1cmほどの球形で、11〜12月に赤色に熟す】
17.10.13 撮影
* * * * *こんな時もありました* * * * *
【B前年枝の葉液のごく短い短枝に黄緑色の花を束生する】
16.4.5 撮影
【Bを拡大しました − 雌花は1〜4個ずつ集まる。花は直径約7mm】
16.4. 5 撮影
【Bを拡大しました − 萼片は広い三角形で4個。子房は円筒形、花柱はほとんどなく】
16.4.5 撮影
「雄しべは4個、雌花の雄しべは退化して小さい」
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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