9月2日  ミズヒキ・シンミズヒキ(タデ科)

    ミズヒキ       05.9.2 撮影
   
 ミズヒキ〈水引〉(タデ科) 花期は7〜10月。
 花序を上から見ると赤く、下からは白く見えることによる。林ややぶのふちなどに普通に生える高さ50〜80pの多年草。葉は互生し、広卵形〜倒楕円形で先は急にとがり、中央付近にしばしば黒い斑点がある。茎の先に長さ約30pの細い総状花序を出し、小さな花をまばらに横向きにつける。
 

 林に入るとあちこちで見られるミズヒキですが、薄暗い所でブユやヤブ蚊が多いし、花は小さいしで、気合いを入れて撮る花の1つです。 

              【花序を拡大しました―開花確認した時の画像】          
                        05.7.25 撮影
          
「花被片は深く4裂し、上側の3個は赤く、下側の1個は白い」                                

                       【ミズヒキの葉】                  
05.9.2 撮影

【シンミズヒキ】
05.9.2 撮影
 
 シンミズヒキ〈新水引〉(タデ科) 花期は7〜10月。
 ミズヒキと同じような所に生えそっくりだが、葉はやや長めで先がとがり、毛がほとんどなく、葉脈がくぼまず、表面の黒斑がなくて鮮やかな緑色。花序が長く伸び、果実もやや大きい。
 

 つい先日、友人がシンミズヒキについて「ミズヒキより葉は長く、黒斑がなく、花が長い」と、話していました。
 今日、よく通る林の道のそばで、「黒斑がなく細長い葉」のミズヒキが目にとまりました。
 下の葉に対して、ものすごく長い花序、100oマクロレンズで全体を収めるに3mくらい離れました。 花序を測ってみたら、70pも!

                    【そばの別のシンミズヒキ】 
05.9.2 撮影

この花序の長さも60p近くありました。
すみません。ササやオニドコロ・ヒカゲイノコズチ・ヤブマオなどが茂るやぶに、
入り乱れて生えているので、シンミズヒキだけを撮ることができませんでした。

【この株の葉です】
05.9.2 撮影

                 
 シンミズヒキの花を撮ってみましたが、長いとは思いませんでした。
 長いのは、花ではなく花序ですね。