ミズヒキ Persicaria filiformis〈水引〉(タデ科 イヌタデ属) 花期は7〜10月。
花序を上から見ると赤く、下からは白く見えるので、紅白の水引に例えたもの。
林ややぶのふちなどに普通に生える高さ50-80cmの多年草。
葉は互生し、長さ7-15cmの広楕円形〜倒卵形で先は急にとがり、
中央付近にしばしば黒い八の字形の斑点がある。
茎の先に長さ約30cmの細い総状花序を出し、
小さな花がまばらに横向きにつく。
花被片は深く4裂し、上側の3個は赤く、下側の1個は白い。
花被片が全部白色のものもある。
(ミズヒキの白花品はギンミズヒキと呼ばれる)
花柱は2個。
痩果は花被片に包まれて熟し、先がカギ形に曲がった花柱が残り、
これで動物などにくっついて運ばれ、種子散布される。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 茎の先に長さ約30cmの細い総状花序を出し】
18.7.20 撮影
【@を拡大しました − 小さな花がまばらに横向きにつく】
18.7.20 撮影
「花被片は深く4裂し、上側の3個は赤く、下側の1個は白い」
【A葉は互生し、急にとがり、中央付近にしばしば黒い八の字形の斑点がある】
18.7.20 撮影
【B同じ場所の別の株】
18.7.20 撮影
【Bを拡大しました − 痩果は花被片に包まれて熟し】
18.7.20 撮影
【C、先がカギ形に曲がった花柱が残り】
18.7.20 撮影
「今年こそミズヒキの花を撮ろう」と思いながらも、ごみ箱行きを繰り返し、
一度書いた日記から13年が経ってしまいました。
花をもっとうまく撮りたいのですが、とにかく日記を更新しなければ…と。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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