ミゾカクシ Lobelia chinensis〈溝隠/別名アゼムシロ〉 花期は5〜10月。
溝の近くに生え、溝を隠すように繁茂することによる。
別名は田の畦にムシロを敷いたように群生する様子からつけられた。
湿り気のあるところに生える高さ10-15cmの多年草。
茎は細く、地を這って長く伸び、節から根を出して増える。
葉は長さ1-2cm、幅2-4mmの披針形で、左右2列にまばらに互生する。
葉腋から長い花柄を伸ばし、淡紅紫色を帯びた花を1個つける。
花冠は長さ約1cmでほぼ同じ大きさに5裂する。
花冠は左右相称。裂片は横向きに2個、下向きに3個と偏ってつく。
雄しべは葯が合着して花柱をとり囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える。
雄しべが花粉を出してから雌しべの花柱が顔を出す。
【@を拡大しました − 葉は披針形で、左右2列にまばらに互生する】
17.7.21 撮影
【A茎は細く、地を這って長く伸び、節から根を出して増える】
17.7.21 撮影
【Aを拡大しました − 花冠は長さ約1cmでほぼ同大に5裂】
17.7.21 撮影
「雄しべは葯が合着して花柱をとり囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える」
【Aを拡大しました − 裂片は横向きに2個、下向きに3個と偏ってつく】
17.7.21 撮影
* * * * * おまけ* * * * *
【Bホンゴウソウ − 開花確認は浅香さんにより7月16日でした】
17.7.21 撮影
高さ3cm弱。
ほかに小さいのがたくさん出ていましたが、案の定、日記に書ける画像はありませんでした。
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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