ミゾイチゴツナギ Poa acuroleuca〈溝苺繋〉(イネ科 イチゴツナギ属)
花期は 3〜6月。
林の中や道ばた、溝のふちなど、湿った所に生える高さ30-70cmの1〜2年草。
全体にやわらかく、茎はまばらの叢生する。
葉は長さ10-15cm、幅1.5-3mmの線形で、先は次第に細くとがる。
葉舌は長さ1-2mmと短い。
花序は長さ10-20cmの円錐状で先はやや垂れ、緑白色の小穂をつける。
花序の枝はざらつく。
小穂は長さ3-5mmの卵形で、5〜6個の小花がある。
【A例年3月末に確認してきましたが、もう花盛りです】
16.1.11 撮影
【B全体にやわらかく、茎はまばらの叢生する】
16.1.11 撮影
【C葉は長さ10-15cmの線形で、先は次第に細くとがる】
16.1.11 撮影
【Cを拡大しました − 葉舌は長さ1-2mmと短い】
16.1.11 撮影
【D花序は長さ10-20cmの円錐状で先はやや垂れ、緑白色の小穂をつける】
16.1.11 撮影
【Dを拡大しました】
16.1.11 撮影
【Dを拡大しました − 小穂は長さ3-5mmの卵形で、5〜6個の小花がある】
16.1.11 撮影
「花序の枝はざらつく」
(葉や茎に、目に見えないとげがあるのを、植物学者は「ざらつく」と表現する。
必ずしも手でさわってざらつくわけではない)
(似ているスズメノカタビラより全体が大きく、葉も長くやや光沢があり、
花序の枝に微細なとげが散在していて、それの無いスズメノカタビラとの見分けに役立つ)
ミゾイチゴツナギが季節外れに出てきたお陰で、勉強でき、日記に書くことが出来ました。
何となく分かっていた『ざらつく』を、このたび理解しました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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