2016年 1月12日  アキヨシミミナグサ、開花とします



【@複数開花していた中で一番開いていた花を − 毎年3月に開花してきた多湿の場所で】
16.1.12 撮影

           アキヨシミミナグサ Cerastium akiyoshiense Kadota〈秋吉耳菜草〉
                         (ナデシコ科 ミミナグサ属) 花期は 3〜10月。
        山口県美祢市美東町秋吉台の東麓に点在する銅山跡地に生える多年草。
        茎や花梗、萼片に腺毛があり粘る。
        花弁は狭倒卵形、長さ4.5-5.5mm、1/5〜1/4まで切れ込み、先端は鋭頭。
        葯は直径0.4mm。
        花弁と雄しべは無毛。

        本種はかって伊吹山固有のコバノミミナグサと同一の植物と考えられた。
        しかし、アキヨシミミナグサはコバノミミナグサに比べて、
        @花弁が倒卵形でより短く、
        A花弁の切れ込みがより浅く、萼片の先が鋭形で、
        B萼片がより短く、背軸側に長毛に加えて腺毛があり、
        C花梗にも腺毛があり、
        D刮ハがより短く、
        E葯がより小型である点で異なる。
        一方アキヨシミミナグサはホソバミミナグサとは、
        @花弁がより短く、
        A花柱がより短く、
        B苞が葉状になって、縁に膜状部を欠くことで区別される。
        アキヨシミミナグサの染色体数 2n=70 は
        ミミナグサ属の中でもこれまでに報告が極めて少ない。

【A茎が暗紫色を帯びているので、ミミナグサか?と悩みました】
16.1.12 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 直前まで雨だったので、肝心の腺毛は、これ以上撮れませんでした】
16.1.12 撮影

【B林縁の『押しくらまんじゅう』状体で越冬している株は、今】
16.1.12 撮影

【C − @の場所で3月に撮った画像を − ずっと、『コバノミミナグサ』としてきた所です】
09.3.11 撮影

【Cを拡大しました − 当時のカメラ&レンズでは、腺毛までは撮れていません】
09.3.11 撮影


* * * * * 今日、開花確認したミミナグサの画像を* * * * *

【D】
16.1.12 撮影

【E − Dの花序を】
16.1.12 撮影

【Eを拡大しました − 全体に短毛があり、茎の上部や萼片には腺毛が混じる
16.1.12 撮影

【Eを拡大しました − 全体に短毛があり、茎の上部や萼片には腺毛が混じる
16.1.12 撮影


 例年3〜4月に開花してきた樹木・草本が、今年は1月にどんどん開花しています。
 これからどうなるのか、予測が出来ないまま、記録に書いてきましたが、
 アキヨシミミナグサは、軽く受け止められず、ミミナグサではないかと長時間悩んだ末、
 「アキヨシミミナグサ開花」としました。
 アキヨシミミナグサは、生えている場所・株の姿・葉の形などでミミナグサと区別してきたのですが、
 観察不足、勉強不足が身にしみています。
 能力が無い私、人の何倍も観察してきたつもりだったのですが、まだまだ…。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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