2016年 10月11日  ミヤマササガヤ



【@シマカンギクの様子を見に行った林下で、きゃしゃな感じの細長いイネ科を見つけました】
16.10.9 撮影

          ミヤマササガヤ Microstegium nudum〈深山笹茅〉(イネ科 アシボソ属)
                                           花期は 9〜10月。
        林下に生える細長い1年草。
        桿は細長く、基部は長く横に這い、節から根を出し、
        上部はまばらに枝分かれしながら立ち上がり、
        高さは30-60cmに達する。
        葉はまばらにつき、卵状被針形または長楕円状被針形、
        長さ4-8cm、幅7-9mm、先は尖り、基部は急に狭まり、質は薄い。
        鞘は桿の節間より短い。
        花序は散房状に並んだ4〜6個の細い総からなり、長さ4-9cm、
        一方に傾きまたは先端垂れ、淡緑色。
        小穂はややまばらにつき、卵楕円形、長さ4mm、
        有柄と無柄のものとが対となり、
        芒は毛状で長く、1.5-2cmにおよぶ。

【A高さ60cmくらいで、アシボソよりずっと細く感じました】
16.10.9 撮影

【Aを拡大しました − 桿の長さに比べて、花序が随分小さく見えました】
16.10.9 撮影
                                 
【B根際には、古い鞘が枯れた状態で残っています】
16.10.11 撮影

【C葉裏を − 葉は卵状被針形または長楕円状被針形、先は尖り
16.10.9 撮影

【Cを拡大しました − 基部は急に狭まり、質は薄い
16.10.9 撮影

【D花序は散房状に並んだ4〜6個の細い総からなり、一方に傾きまたは先端垂れ
16.10.9 撮影

【Dを拡大しました −小穂はややまばらにつき、卵楕円形、長さ4mm
16.10.9 撮影

【E 小穂はややまばらにつき、卵楕円形、有柄と無柄のものとが対となり
16.10.11 撮影

【Eを拡大しました − 芒は毛状で長く、1.5-2cmにおよぶ
16.10.11 撮影

 ミヤマササガヤに、花番号『1470』をつけました。 
 ミヤマササガヤは、「山口県産高等植物目録」には『普通』とあります。
 ならばと、山あいを歩く時に気をつけると、ミヤマササガヤらしいものが結構あることに気づきました。
 イネ科、頑張ります。
 


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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