11月23日 ミヤコミズ 


【@秋吉台では「洞穴地形にごく稀」のミヤコミズです】
   10.9.29 撮影
「県内には萩市笠山・美祢市於福に産するのみ」
   
       ミヤコミズ〈都みず〉(イラクサ科 ミズ属) 花期は 9〜10月。
     高さ20〜40cmの1年草。やや多汁でやわらかい。
     葉は対生し、葉身は狭卵形〜長楕円形で長さ3〜12cm、
     先は尾状にとがり基部はくさび形、まばらに鋸歯があり、3脈がある。
     托葉は長さ5mmくらいで、早く落ちる。
     柄は葉身より短い。
     葉腋に集散花序がつく。
     雄花序と雌花序が別につくか、ときに雄花序と雌花序が同じ花序に混生する。
     雄花被片は4個、4雄しべがある。
     雌花被片は5個、楕円形または長楕円形でみな同長。

   
                 【@を拡大しました】        
 10.9.29 撮影
葉先は尾状にとがり基部はくさび形、まばらに鋸歯があり、3脈がある。
葉柄は葉身より短い


雄花序  
10.9.29 撮影
雄花被片は4個、4雄しべがある


 @を写真展にヤマトキホコリとして展示していたのを、21日に来場された知人が間違いに気づかれました。
 ミヤコミズはしばらく探したのですが、今年は本作りに追われて頭からすっかり消え、洞穴近くの岩場でここでは初めて見たこれを、葉の形だけでヤマトキホコリと思いこんでしまったのです。バッチリ葉柄が写っているというのに・・・。
 すぐに徳光さんが大村印刷に画像入れ替えを頼んでくれ、翌日は印刷というきわどいタイミングでしたが本には間に合いました。 写真展に本が間に合わなかったのが幸いしました。
 Yさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
 こんなことはこれまでに何度かありました。そのたびに「おとなしく普通に主婦をしていれば毎日が平穏なのに・・・」と、大なり小なり落ち込みますが、後に引けなくなった自分をまた奮い立たせてきました。

 ☆きょう午前中、大村印刷にデザイナーさんと出向き、『秋吉台で出会った花』の印刷立ち会いをしました。もう二度とない経験と思い、楽しみました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。