ミヤコイバラ Rosa paniculigera 〈都薔薇〉(バラ科 バラ属) 花期は5〜6月。
低山や丘陵の乾いたところに生える落葉低木。主幹は直立する。
新枝は緑色。大きな鉤形の刺に小さな刺が混じり、しばしば腺毛がある。
葉は互生。
長さ5-12cmの奇数羽状複葉で、小葉は2〜4対ある。
葉軸には小さな刺と腺毛がある。
頂小葉と側小葉はほぼ同大で、長さ2-3cmの倒卵形状楕円形または長楕円形。
頂小葉の先端はとがり、側小葉の先端はやや円い。
縁には鋭い鋸歯があり、両面とも無毛。裏面は白色を帯びる。
托葉は葉柄と合着し、上部の縁には先端が腺になった鋸歯がある。
枝先の円錐花序に白い花が多数つく。
花は直径2-3cm。花弁は倒卵形で5個。
雄しべは多数。雌しべの花柱は合着して柱状になり、毛が多い。
【A何年も見てきて、ミヤコイバラは秋吉台に多いことが分かりました】
14.5.10 撮影
【Aを拡大しました − 大きな鉤形の刺に小さな刺が混じり、しばしば腺毛がある】
14.5.10 撮影
【B葉は奇数羽状複葉で、小葉は2〜4対ある】
14.5.10 撮影
【Bを拡大しました − 托葉は葉柄と合着し、上部の縁には先端が腺になった鋸歯がある】
14.5.10 撮影
【C葉軸には小さな刺と腺毛がある】
14.5.10 撮影
【D縁には鋭い鋸歯があり、両面とも無毛。裏面は白色を帯びる】
14.5.10 撮影
【E枝先の円錐花序に白い花が多数つく】
14.5.10 撮影
【Eを拡大しました − 花は直径2-3cm。雄しべは多数】
14.5.10 撮影
【F − Dの小枝が分かれた部分を − ミヤコイバラは『全体が腺毛だら』の感じです】
14.5.10 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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