ミシマサイコ Bupleurum falcarum〈三島柴胡〉セリ科 ホタルサイコ属)
花期は 7~10月。
山野に生える全体無毛の多年草。
茎は単一で、高さ30-70cmあり、上部は枝を分ける。
葉は長披針形~線形、長さ4-15cm、幅0.5-15mmで、ややかたい。
8~10月ごろ黄花を開く。
総苞片た小総苞片は細くて短い。
果実は球形で熟すると褐色となり、油管は細い。
本州~九州、朝鮮半島・シベリア・アムール・ウスリー・サハリン・モンゴル・
中国・ヨーロッパに分布する。
和名の〈ミシマ〉は、昔、生薬の産出地として名の聞こえた静岡県三島地方により、
〈サイコ〉は中国名の〈柴胡〉をとったもので、この属の全体を指す。
漢方では根が解熱に用いられ、かつてはマラリアの治療に使われた。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
- 改訂新版「日本の野生植物5」 -
【①を拡大しました - 茎は単一で、高さ30-70cmあり、上部は枝を分ける】
19.10.20 撮影
【②枝先から小型の複散形花序をだし、黄色の小さな花をつける - 「野に咲く花」】
19.10.20 撮影
【③】
19.10.20 撮影
【③を拡大しました - 花の直径は2mmほどです】
19.10.20 撮影
【④もう、若い果実がついていました - 龍護峰で】
19.10.9 撮影
【④を拡大しました -果実は球形で熟すると褐色となり、油管は細い 】
19.10.9 撮影
ミシマサイコを日記に前回書いたのは、2005年8月5日でした。
花茎が細く花は小さいので、少しの風でも揺れて、使える画像が撮れず、更新できないまま、
年月が経ってしまいました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。


|