6月24日 ミクリ


ずっと、川の中のあちこちで大きな群落を作っているミクリを見ていました。
このたび湧水の株の花を確認、別種を期待しましたが、やはりミクリでした。

【@湧水の中で − 開花を確認したのは6月20日でした】
12.6.20 撮影

       ミクリ〈実栗〉(ミクリ科 ミクリ属) 花期は5〜7月。
      小さな実が多数集まった果実をクリのいがに見立てたもの。
      池や沼、溝などの浅い水中に生える高さ50〜150cmの多年草。
      葉は直立して茎より長く、幅1〜2cmの線形で葉の下部は葉鞘となって茎を抱く。
      上部の葉腋から枝を出し、それぞれの枝の下部に1〜3個の雌頭花を、
      上部に雄頭花を多数つける。雄頭花にも雌頭花にも柄はない。

           【@を拡大しました − 花序が3本以上に分枝しているので、ミクリ】
                         12.6.20 撮影
           川の中の株を開花確認した5月26日に、ここでは花序が出ていませんでした。
                   【Aナガエミクリを期待しましたが】
                         12.6.24 撮影
           【Aを拡大しました − 分枝しているのでナガエミクリではありません】
                         12.6.24 撮影
                       【B川の中の株の花序】
                         12.6.7 撮影         
【Bを拡大しました − 雌花序】
12.6.7 撮影
                    【Bを拡大しました − 雄花序】
                         12.6.7 撮影
                      【C 別の株の雄花序】
                         12.6.7 撮影
                    
 今日の日記は、林道わきで見つけたタチクラマゴケと思われるシダを書くつもりでした。
 しかし、立ったクラマゴケを撮り直したり、今のクラマゴケの様子を見に薄暗い林下に出向いたりして調べた結果、自信がなくなり、見つけた植物のリストからはずし、しばらく観察を続けることにしました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。