2月25日 ミチタネツケバナ


春の花の帰化植物には、セイヨウタンポポ・コハコベのように花が1年中見られるものや、
オランダミミナグサ・ヒメオドリコソウのように晩秋のうちに咲き始めるものが多くなりました。
ミチタネツケバナは、2月開花から1月に早まったものの、今のところ早春に開花しています。

【@咲き始めたばかりの株 - 根生葉はロゼットを作り、羽状に全裂
13.2.25 撮影

           ミチタネツケバナ〈道種漬花〉(アブラナ科 タネツケバナ属) 花期は1〜5月。
         道ばた、芝生、庭園などに群生するヨーロッパ〜東アジア原産の2年草。
         茎は直立し、高さ3〜30cm、無毛。根生葉はロゼットを作り、羽状に全裂し、
         側裂片は3〜5対、基部はくさび形で柄があり、
         頂裂片が側裂片よりやや大きく、花時にも残存する。
         茎葉は少なく0〜2個、裂片は根生葉のそれより細くなる。
         葉の表面と葉柄は有毛。
         花は総状花序につき、白色。
         花弁は4個、長さ2〜3mm、萼片より長い。
         雄しべは4本、葯は黄色。
         長角果は直立し、線形、広隔膜方向にやや扁平、長さ1〜2cm。         



                     【@の花序 - 雄しべは4本、葯は黄色
                          13.2.25 撮影

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                    【A2月始めに開花したと思われる株】
                         13.2.25 撮影
                  【Aの花序 - 長角果は直立し、線形
                         13.2.25 撮影

                         
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                     【B1月に開花したと思われる株】
                         13.2.25 撮影                                 
【Bの左上の花序】
13.2.25 撮影
        【上の画像を拡大しました - 長角果は直立し、線形、広隔膜方向にやや扁平
                            13.2.25 撮影
          【Bの右下に写っている花序 - こちらは今、“一番きれいな時”ですね】
                         13.2.25 撮影
                    

きょうは、今、よく目立っているミチタネツケバナを書くつもりで撮りました。
肉眼では雌しべ・雄しべは分かりにくく、膨大な数を撮ってしまい、さて、どうなることかと思いましたが、
何とかうまくまとめられたと思っています。
ミチタネツケバナを前回書いたのは2007年、つい最近書いたつもりが6年も経っていて、
6年前の花期は、「2〜5月」でした。
「光陰矢の如し」を痛感しています。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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