2018年 4月28日  メアオスゲ



【@湿った林縁で、濃い緑色で優しい感じのスゲを見つけました】
18.4.27 撮影

           メアオスゲCarex candolleana H.Le'v.et Vantiot(カヤツリグサ科 スゲ属)
                                             花期は5〜7月。
          路傍や林縁に生える多年草。匍匐枝はない。
          稈は高さ8-13cm、平滑。
          葉は稈と同長または長く、幅0.9-2mm、平坦。
          小穂は1-5cmの範囲に3〜4個つき、上部1〜2個は雄小穂に接続し、
          最下の1個は根生状小穂となる。
          苞の葉身は最下のものは長く2-3cmになるが、
          大部分は0.5-1cmの刺状となる。
          頂小穂は雄性で長さ0.3-1.3cm、線形、柄はない。
          側小穂は雌性で円柱形、長さ0.3-0.8cm、
          小穂は集まってつきやすく、柄はない。
          雌花は1〜3列、雌鱗片は倒卵形、長さ3.5-4mm、中肋はわずかに隆起し、
          蒼白色、光沢があり、超出した長い芒がある。
          果胞は倒卵形、長さ2.3-3mm、幅0.7-0.9mm。柱頭は3。
           − 「岡山県スゲ属植物図譜 」−

【@を拡大しました】
18.4.27 撮影
                                 
【A葉は稈と同長または長く、幅0.9-2mm、平坦
18.4.27 撮影

【B小穂は1-5cmの範囲に3〜4個つき、上部1〜2個は雄小穂に接続し
18.4.28 撮影

【Bを拡大しました − 頂小穂は雄性で長さ0.3-1.3cm、線形、柄はない
18.4.28 撮影

【C側小穂は雌性で円柱形、長さ0.3-0.8cm、小穂は集まってつきやすく、柄はない
18.4.28 撮影

 スゲやイネ科の同定には時間がかかります。
 メアオスゲの花番号は、『1506』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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