マツブサ〈松房/別名ウシブドウ〉(マツブサ科 マツブサ属) 花期は6〜7月。
傷つけると松やにのようなにおいがし、果実が房状につくのでこの名がある。
山地に生える落葉つる性木本。雌雄別株。つるは左巻き。
葉は短枝の先にまとまってつき、密に互生。
葉身は長さ2〜6cmの広卵形で、先は短くとがり、ふちには波状の鋸歯がある。
葉柄は葉身の長さの半分以上ある。
短枝から垂れ下がった長い柄の先に、黄白色の芳香のある花が咲く。
花は直径約1cm。花被片は9〜10個で、全て黄白色の花弁状。
【葉は短枝の先にまとまってつき、密に互生】
09.6.8 撮影
【短枝】
09.6.8 撮影
【短枝から垂れ下がった長い柄の先に、黄白色の芳香のある花が咲く】
09.6.8 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.6.8 撮影
* * * * * * つぼみを確認していた下のつるは * * * * * * *
09.6.1 撮影
今日、先ず見に行ったところ、しおれた葉とつるが目に入り、
そばの地面に大きな穴がありました。きっと盗掘でしょう。
このつるは、花をつけない年もありましたが、2003年から見てきました。
私が知っているだけで秋吉台のマツブサが盗掘されたのが今年で3株目で、1年置きに盗掘されてきましたから、同一人物の仕業で、持ち帰っては枯らしているのではないかと推察しています。
あとは、今日開花確認した株しか知らないので、秋吉台のマツブサは、今になくなってしまうのではないかと危惧しています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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