2022年 1月29日  マツバウンラン



【@「住宅の基礎に沿って生えている株に花が咲いている」と、友人が教えてくれました】
22.1.28 撮影

         マツバウンラン Linaria canadensis 〈松葉海蘭〉
                        (オオバコ科 ウンラン属) 花期は4〜6月。
        荒れ地に生える越年草。
        茎は基部で分岐して直立し、高さ30-60cm、無毛。
        葉は下部のものは対生または3〜4枚輪生、上部の物は互生、
        線形で先が尖り、長さ1-3cm、幅0.3-1mm、1脈がある。
        4〜5月、枝の先に穂のような総状花序を出し、まばらの多数の花をつける。
        苞葉は線形で長さ1-2mm。
        花柄は長さ2-4mm、無毛。
        萼は基部近くまで5裂し、裂片は被針形で先が尖り、
        花期約2mm、果期約3mm無毛。
        花冠は仮面状の唇形、長さ約4mm、紫色で下唇の下部は隆起して白色、
        基部に後方に伸びる長さ1.5-2mmの線形の距がある。
        刮ハは球形で直径約2mm、多数の種子をもつ。
        種子は角ばった楕円形で、長さ約0.5mm。
        関東地方以西から瀬戸内海沿岸に帰化している。
        原産地:北アメリカ。

         − 「日本の帰化植物 」 −

【@を拡大しました − 秋吉台国定公園でも気温が低い地域ですが・・・】
22.1.28 撮影
                                 
【A葉は下部のものは対生または3〜4枚輪生、上部の物は互生
22.1.28 撮影

【Aを拡大しました −線形で先が尖り、長さ1-3cm、幅0.3-1mm、1脈がある
22.1.28 撮影

【B枝の先に穂のような総状花序を出し、まばらの多数の花をつける
22.1.28 撮影

【Bを拡大しました −花冠は仮面状の唇形、長さ約4mm、紫色で下唇の下部は隆起して白色
22.1.28 撮影
「基部に後方に伸びる長さ1.5-2mmの線形の距がある」

  
 この住宅では一番日当たりが良く、風が当たりにくい場所ではありますが、
 最近になく寒さが厳しいと感じている真冬の今の時期に開花・・・。
 帰化植物の頑張りをかいま見た気がしました。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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