2016年 8月24日  マツバニンジン



【@厳しい乾燥の天候の中、小さな6株の一つに花が2つ咲きました】
16.8.24 撮影

           マツバニンジン Linum stelleroides 〈松葉人参/別名マツバナデシコ〉
                                 (アマ科 アマ属) 花期は8〜9月。
         山のやや乾いた草原にまれに生える高さ40-60cmの1年草。
         全体無毛。
         茎は上部で枝分かれする。
         葉は互生し、狭長楕円形で、長さ1-3cm、3脈があり、先はとがり、
         基部は次第に細まり柄はない。
         花は淡紫色で直径約1cm、花弁は広倒卵形で長さ5-6mm。 
         [山口県絶滅危惧TA類]


【A 何度も様子を見に来て、蕾が見えた時の嬉しかったことと言ったら…】
16.8.24 撮影
                                 
【B】
16.8.24 撮影

【Bを拡大しました】
16.8.24 撮影

【C − Bの左側の花】
16.8.24 撮影

マツバニンジンは乾燥に弱く、雨続きの夏にはたくさん花が咲きました
私がこれまでマツバニンジンを見てきた場所は、日当たり抜群の乾燥しやすい道端ののり面や、
からからに乾いた遊歩道わきでした。
乾燥が嫌で、湿り気が多い天候が好きなのに、なぜ、そんな場所で生えるのでしょうか。

マツバニンジンと同じ[山口県絶滅危惧TA類]のムカゴトンボは、丹念に探すこと5回、
しかし、今年は1株も見られません。

こんな状況の中、
9月4日(日) 「美祢旅」 − 『秋吉台の希少・幻の植物を探す!』は、
一つ一つの植物が離れた場所のため、少々きつい散策になります。
加えて、マツバニンジンもヒメノハギも1日花のため、今日は咲いていても、当日咲いた花が見られる保証はありません。
が、「それでも!」と参加される方がいらっしゃれば、その熱意に感謝して、喜んで行いたいと思うようになりました。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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