6月23日  マタタビ・ムクロジ

 05.6.22 撮影
   
 マタタビ〈木天蓼〉(マタタビ科) 花期は6〜7月。
 山地に生える落葉つる性木本。雌雄別株。つるはほかの木や岩などにからみついて長く伸びる。葉は互生し、広卵形で先は鋭くがり、基部は円形〜切形、ふちには刺状の小さな鋸歯がある。枝の上部につく葉は花期に表面が白色になる。本年枝の中部付近の葉腋に芳香のある白い花を下向きにつける。花は直径2〜2.5p。

 昨日、草を刈っていた農家の方が「さっきハミがいたので、切っておいたけど、ほかにまだいるかも」と言われたので、今日は長靴をはいての撮影でした。
                                        
                        05.6.23 撮影
 
「果実は液果で長さ2〜2.5pの長楕円形。辛味と香りがあり、塩漬けや果実酒にする。
マタタビバエが果実に産卵してできた虫えいは木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれ、漢方薬にされる」
                                                   

「雌雄別株。雄花をつける株と、雄花と両性花をつける株がある」

これは雄花。ここで果実も虫えいも見たことがないので、この株は雄花しかない雄株ですね。

ムクロジ(ムクロジ科)
05.6.22 撮影
 
 ムクロジ〈無患子〉 花期は6月。
 山地に生える高さ15mになる落葉高木。雌雄同株。葉は互生。偶数羽状複葉で、小葉は4〜6対あり、狭長楕円形。左右は不ぞろいで少しずれて葉軸につく。質は紙質で、ふちは全縁。枝先に20〜30pの円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。花は直径4〜5o。


 昨年、ムクロジの花はたくさん咲いたのに、相次いだ台風の襲来で、果実は一つも残っていませんでした。
 今年は木の花がどれもきれいにたくさん咲きますが、子孫を残そうと頑張っているように思えてなりません。来年は、木の花が全然咲かなかったりして・・・。
                                          
05.6.23 撮影

【上の画像を拡大しました】

                 
 毎年、「もう少しうまく撮れるか」と、何度かムクロジの木に通って、結局諦めた画像を出していますが、今回もまた。