マルバコンロンソウ Cardamine tanakae〈丸葉崑崙草〉
(アブラナ科 タネツケバナ属) 花期は3〜5月。
山地の木陰に生える越年草または短命な多年草で根茎はない。
茎は高さ5-20cmになり、葉とともに白い毛が多い。
根出葉は少なくて小さく、
茎葉は中部のものが最大で長さ2-12cm、柄の基部は耳状となって茎を抱く。
小葉は1〜7個で鈍鋸歯縁、短い柄があり、
頂小葉大きくて円形〜円腎形ときに卵形、長さ0.7-3cm、
基部は心形、側小葉は卵形で小さい。
花期は4〜6月。
総状花序は短くて、ふつう密に毛がある。
花弁は倒卵形、白色、長さ5-7mm。
果柄は長さ5-10mm。
長角果は密に毛があり、広線形で、長さ1.6-2.5mm。
本州〜九州にあり、済州島など韓国にも分布する。
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【@を拡大しました −頂小葉大きくて円形〜円腎形ときに卵形、基部は心形、側小葉は卵形で小さい 】
20.3.11 撮影
【@を拡大しました − 総状花序は短くて、ふつう密に毛がある】
20.3.11 撮影
【@を拡大しました − 花弁は倒卵形、白色、長さ5-7mm】
20.3.11 撮影
* * * * * きょう開花を見た他の5種を * * * * *
【Aムラサキケマン Corydalis incisa〈紫華鬘〉(ケシ科 キケマン属)】
20.3.11 撮影
【Bノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia〈蚤の綴り〉(ナデシコ科 ノミノツヅリ属)】
20.3.11 撮影
【Cセイヨウカラシナ Brassica juncea〈西洋芥子菜/別名カラシナ〉(アブラナ科 アブラナ属)】
20.3.11 撮影
【Dキバナシロタンポポ Taraxacum albidum forma sulfureum (H.Koidz.) Kitam
〈黄花白蒲公英〉(キク科 タンポポ属) 】
20.3.11 撮影
【Eオオタチヤナギ Salix pierotii 〈大立柳〉(ヤナギ科 ヤナギ属)】
20.3.11 撮影
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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