2019年 5月29日  マメガキ(雄株)


【@よく目につく所に生えているこのカキノキ、これまで一度も実を見ていないことに気づきました】
19.5.29 撮影

         マメガキ Diospyros lotus〈豆柿/別名シナノガキ・ブドウガキ〉
                          (カキノキ科 カキノキ属)花期は5〜6月。            
        古く中国から渡来したといわれ、柿渋をとるために各地に植えられた落葉高木。  
        若枝は黄白色を帯びた伏毛があるが、のち無毛となる。
        葉身は楕円形または長楕円形、長さ6-14cm、幅4-6cm、
        両端はとがり、長さ0.8-1.3cmの葉柄がある。
        葉の裏面はやや灰白色をおび、少なくとも脈上にはやや曲がった毛が残る。
        花は5〜6月に咲いて黄白色、雌雄異株につき、
        雄花は小さく1〜3個ずつつき、16個の雄蕊がある。
        雌花は葉腋に単生し、葯のない8個の退化した雄蕊と1個の雌蕊がある。
        果実は球形、径約1.5cm、秋に黄色に熟し、霜にあうと黒紫色となり、
        萼裂片は鈍頭で縁に毛がある。
        果実はタンニンを含み、渋くて食べられない。
        柿渋はかつては傘、渋紙などの防水・防腐用に重要であった。
        中国・インド・西アジア・ヨーロッパ南部に分布する。
         − 改訂新版「日本の野生植物4」 −

【A樹皮は】
19.5.26 撮影
                                 
【Bたくさん花がついていますが雄花ばかりです】
19.5 29撮影

【Bを拡大しました − マメガキの雄株と思いました】
19.5.29 撮影

【C葉身は楕円形または長楕円形、両端はとがり、長さ0.8-1.3cmの葉柄がある
19.5.29 撮影

【D葉の表面は】
19.5.29 撮影

【Dを拡大しました − 主脈に開出毛があります】
19.5.29 撮影

【E葉の裏面はやや灰白色をおび、少なくとも脈上にはやや曲がった毛が残る
19.5.29 撮影

【Eを拡大しました】
19.5. 29撮影

【F雄花は小さく1〜3個ずつつき、16個の雄蕊がある
19.5. 29 撮影

【Fを拡大しました】
19.5.29 撮影

 2007年にマメガキの雄株とした株は、数年後、果実を数個確認しましたので、ヤマガキだったか?
 あの株がヤマガキなのかカキノキなのか、花の時期に行かなければと思うのですが…。

 もう一つ、
 目の前で見られるカキノキに今年、雄花が全く落ちてなくて、
 上方の逆光でしか見えないところで、小さな果実と雌花の萼片を見ています。
 この株がマメガキの雌株なのか、確かめる楽しみも残っています。
 

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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