マキエハギ〈蒔絵萩〉(マメ科) 花期は7〜9月。
花柄がスーッと直線状に伸びているのが蒔絵の筆法を思わせることから、この名がある。低い山地の日当たりのよい草地や道ばたに生える高さ40〜60pの半低木。葉は3出複葉で互生する。葉腋から細い花柄をのばし、紅紫色を帯びた蝶形花を数個つける。花の長さは4〜5o。
カラカラに乾いた草原の遊歩道のわきで、マキエハギは横たわるように咲いているのに、花はスッキリして見えます。
05.8.30 撮影
ハリイ(カヤツリグサ科)
05.8.26 撮影
ハリイ〈針藺/別名オオハリイ〉(カヤツリグサ科) 花期は6〜10月。
細い茎を針に見立てたもの。水田や湿地などに普通に生える高さ5〜20pの1年草。茎は糸状で多数叢生する。小穂は茎の先に1個つき、長さ3〜6oの卵形〜狭卵形で、淡紫褐色の鱗片が螺旋状に並ぶ。鱗片は膜質で楕円形。
8月25日、田のあぜの際で草丈10pほどで、糸状の茎の先に小穂がついた草をみつけました。
ハリイ属までは見当がつきましたが、図鑑に「マツバイ・シカクイ・マシカクイ・ヒメハリイ・スジヌマハリイ・セイタカハリイ・オオヌマハリイなど似た種類が大小色々あって、種の決定はむずかしく、低倍率の顕微鏡がいる」と。
イネ科・カヤツリグサ科が得意な“秋吉台のやまんば”さんに、顕微鏡で見ていただいたら「ハリイでしたよ」と。
同定に顕微鏡まで必要だなんて!
せめて、ルーペまでなら私にもなんとかなるのですけど・・・。
8月31日(水)
秋吉台に出かける時間が取れなかったので、出番を待っていた画像を使った日記です。
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