マダケ Phyllostachys reticulata〈真竹〉(イネ科 マダケ属)
本州・四国・九州の各地で栽培され、
稈は高さ10-20m、径5-15cmに達し、節は2環状。
筍は5〜6月に出て、竹の皮はほとんど無毛、外面に暗紫褐色の斑点があり、
大きくしなやかで、古くは物を包むのに用いられた。
葉身は枝先に3〜5枚ずつつき、洋紙質でやや厚く、
ハチクやモウソウチクに比べて大きく、
披針形で長さ8-12(-20)cm、幅1-1.5(-3)cm、
裏面はやや粉白色を帯び、基部には多少毛がある。
葉舌は切形、葉耳は半円形で開出する肩毛がある。
まれにしか花をつけないが、
1950−70年頃各地で盛んに開花し、多くの竹やぶが枯れた。
花序には苞があり、苞の先には広披針形〜卵状披針形の葉片がつく。
古く中国より伝来したものと考えられる芽、中新世に化石がしられており、
日本にも野生していたとする意見もある。
− 改訂新版「日本の野生植物2」 −
【A基部近くはこんな様子】
19.6.11 撮影
【Aを拡大しました】
19.6.11 撮影
【Bここ一帯はこの状態でした − これが花序?】
19.6.11 撮影
【C花序には苞があり、苞の先には広披針形〜卵状披針形の葉片がつく】
19.6.11 撮影
【Cを拡大しました − ササの花で見ている雄花は見られませんでした − 雄花は終わった?】
19.6.11 撮影
【D手にとって接写したら、様々な面白いものが写っていました(白毛は、私の薄い木綿手袋)】
19.6.11 撮影
【Dを拡大しました − 何でしょう?】
19.6.11 撮影
【E同行の友人に持ってもらい、肉眼では確認できないものを撮りまくりました】
19.611 撮影
【Eを拡大しました】
19.6. 11 撮影
【Eを拡大しました − 雌花でしょうか?】
19.6.11 撮影
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図鑑でマダケの花に触れた記述は、改訂新版「日本の野生植物2」だけで、
それも花の説明はありません。
インターネット上では、雄花を撮った画像が多くありました。
マダケの花を見ることを来年の宿題にして、早い時季から見て歩き、雄花の確認をしたいと考え、
花は未確認のため、花番号なしのまま日記を書きました。
「こんなに頑張ったのだから」と、自分に甘くすることも考え、揺れ動きましたが、
結論は、「やっぱりダメ!」 。
ササの花を確認していたつもりでしたが、雌花を確認していないのが、大きなマイナスでした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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