8月24日  クズ・ノアズキ(マメ科)

      クズ          05.8.24 撮影
   
 クズ〈葛〉 花期は7〜9月。
 根からとった澱粉が葛粉で、大和(奈良県)の国栖(くず)が産地だったことによるという。山野に普通に見られるつる性の多年草。秋の七草の一つ。葉は3小葉からなり、小葉は浅く2〜3裂するものが多い。花は紅紫色の蝶形で、総状に多数つく。花の長さは1.8〜2p。


 今年は特にクズが元気で、大きな葉をたくさんつけたつるが広がり、花も強い香りを漂わせながら目立ってきました。
 花が極端に少なかった一昨年(2003年)は、雨の多い夏でしたから、クズは、今年のような乾燥した高温の夏に花をたくさんつけるのでしょうか。
 
                                       
                        05.8.24 撮影
                                 
【ノアズキ】
05.8.18 撮影
 
ノアズキ〈野小豆/別名ヒメクズ〉 花期は7〜9月。
 山野の日当たりのよいところに生えるつる性の多年草。葉は3出複葉で、小葉は長さも幅も1〜3pの卵状菱形。花は黄色の蝶形花で、長さ1.5〜1.8p。別名のヒメクズは、葉の形がクズに似てしかも小形であるからという。


 ノアズキを開花確認したのは7月26日、今は、地面に這ったりほかの草に上って、花盛りです。                     
 
05.8.18 撮影

【上の画像を拡大しました】
05.8.18 撮影

「中央の竜骨弁がクルリとねじれ、左側の翼弁と一緒に上を向いている。
 右側の翼弁は竜骨弁の基部をとり巻いている」 
変わった形の蝶形花です。