クスドイゲ(イイギリ科) 花期は8〜9月。 海岸の岩場や山地の岩礫地に生える高さ3〜5mになる常緑低木〜小高木。雌雄別株。
樹皮は灰褐色で若木はなめらかだが、太い木では縦に浅く割れ、不規則にはがれる。枝分かれした刺がある。 葉は互生。長楕円状卵形〜広卵形で、先は鋭くとがり、ふちには鋸歯がある。葉腋から短い総状花序を出し、直径2〜2.5oの黄白色の花をつける。花には花弁はなく、4〜5個の萼片がある。
昨年初めて見たクスドイゲが開花しました。
この雌株は見上げて撮る場所に生え、近くで花が見られないので、見当をつけて花を選んで撮ったら、咲いている花が写っていました。
【上の画像を拡大しました】
05.8.28 撮影
「雌花には球形の子房が1個ある。花柱は短く、柱頭は2〜3裂する」
【展望台近くの雄株―道から見下ろして撮影】
05.8.28 撮影
「今年はつぼみがたくさんついている」と思っていましたが、
開くと、まるで花付きのよい時のカゴノキの雄花のように派手。
「本当にクスドイゲ?」と、道を下りて幹を確かめたほどです。
【上の画像を拡大しました】
05.8.28 撮影
「雄花には長さ約3oの雄しべが多数ある」
【幹は】
05.8.28 撮影
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