クサノオウ Chelidonium majus ssp.asiaticum(ケシ科 クサノオウ属) 花期は4〜7月。 日当たりの良い道ばたや草地、林縁などに生える高さ30-80cmの越年草。 茎や葉を切ると黄色の乳液が出るので「草の黄」だという説がある。
全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見える。
葉は1〜2回羽状に裂ける。
花は鮮黄色で直径約2cm。
多数の雄しべの間に、体をくねらせた青虫のような雌しべがある。 萼片2個は毛が多く、開花と同時に落ちる。
刮ハは長さ3-4cmの細長い円柱形。
◇クサノオウは茎や葉を切ると黄色の乳液が出るので「草の黄」だという説がある。
この乳液は有毒だが、鎮静静や鎮痛の作用もあり、
尾崎紅葉が胃がんの痛み止めに使ったともいわれる。
また皮膚の病にも効くので「瘡の王」だとか、
薬草の王様という意で「草の王」だともいわれる。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました】
19.4.7 撮影
【@を拡大しました − 全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見える】
19.4.7 撮影
【A全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見える】
19.4.7 撮影
【B葉は1〜2回羽状に裂ける】
18.4.17 撮影
【C花は鮮黄色で直径約2cm】
19.4.7 撮影
【Cを拡大しました − 多数の雄しべの間に、体をくねらせた青虫のような雌しべがある】
19.4.7 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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