クサギ Clerodendrum trichotomum〈臭木〉(シソ科 クサギ属)
花期は7〜10月。
高さ2-8mの落葉低木〜小高木。
樹皮は灰色〜暗灰色で、円い皮目が目立つ。
葉は対生し、長い柄があり、葉身は三角状心形〜広卵形、
低い不明の鋸歯があるかまたはほとんど全縁、
全体に強い臭気があり、長さ8-15cm、幅5-10cm、
裏面脈上にはふつう軟毛があるが、毛の多少は個体によって変異が多い。
集散花序は枝に頂生し、花は芳香がある。
萼は赤紫を帯び、5深裂して裂片は卵形で長さ約1cm。
花冠は白色、筒部は長さ2-2.5cm、舷部は径2-2.5cm、5裂して平開する。
核果は熟すと紫青色となり、光沢があって径6-7mm、
赤い宿存萼を伴って美しい。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
【A集散花序は枝に頂生し、花は芳香がある】
19.7.24 撮影
【Aを拡大しました − 萼は赤紫を帯び、5深裂して裂片は卵形で長さ約1cm】
19.7.24 撮影
【Aを拡大しました −花冠は白色、筒部は長さ2-2.5cm、舷部は径2-2.5cm、5裂して平開する 】
19.7.24 撮影
【B舷部は径2-2.5cm、5裂して平開する 】
19.7.24 撮影
駐車場入り口の道路沿いに生えるこの個体で、もう何年も開花確認してきました。
日当たりが良い上に、強い風が当たらないので、開花が早いのだと思います。
駐車場から徒歩で数十秒・・・こんな開花確認ばかりだと楽なのですが。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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