クロマツ〈黒松/別名オマツ〉(マツ科 マツ属) 花期は5月。
日当たりのよい海岸の砂浜や岩上などに生える高さ25mになる常緑高木。雌雄同株。
乾燥と湿気に強く、潮風に対する抵抗性もあるので、防風・防潮林として植えられることが多
い。
葉は2個ずつ束生し、長さ10〜15cm、横断面は半円形で幅1.5〜2mm。
あまり光沢のない緑色で、先端はとがり、にぎると痛い。
葉は枝に3年ほどつき、のちに落ちる。
雄花は新枝の基部に多数つき、長さ1.5〜2cmの楕円形。
雌花は「新枝の先端に2個ほどつく。
球果は長さ4〜6cmの卵形で褐色。翌年の秋に熟す。
【葉の緑色が濃く、全体がたくましい感じがします】
09.2.10 撮影
【冬芽を】
09.2.10 撮影
「葉はあまり光沢のない緑色でアカマツより太く、先端はとがり、にぎると痛い」
すぐ近くにアカマツがあり、葉を交互に握ってみましたが、
この葉のほうが太く、硬く、先は痛く、手でさわった感じはクロマツでした。
【上の画像を拡大しました ― アイグロマツでしょうか?】
09.2.10 撮影
「アカマツの冬芽の鱗片は赤茶色で、クロマツは白っぽい。
雑種も多く、アカマツに近い雑種が『アイアカマツ』、クロマツに近いのがアイグロマツ』」
去年できた果実も見えますが、今秋に成熟します。
【この木の樹皮は】
09.2.10 撮影
「樹皮は灰黒色。亀甲状に深く割れる」
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【アカマツ】
09.2.10 撮影
アカマツは、草原のあちこちで、こんな感じで生えています。
アカマツ〈赤松/別名メマツ・オンナマツ〉(マツ科 マツ属) 花期は4〜5月。
ブナ帯以下の山地に生える高さ25mになる常緑高木。雌雄同株。
尾根筋や岩山などの土壌のやせたところや乾燥地にもよく生育する。
葉は2個ずつ束生し、長さ7〜12cm、横断面は半円形で幅0.7〜1.2mm。
球果は長さ4〜5cmの卵形。翌年の秋に熟す。
【冬芽を】
09.2.10 撮影
【上の画像を拡大しました ― 「アカマツの冬芽の鱗片は赤茶色」】
09.2.10 撮影
比べやすいように、クロマツの拡大画像と大きさを合わせています。
* * * * * * * * * * おまけの花 * * * * * * * * *
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【ナガバノタチツボスミレが開花しました】
09.2.9 撮影
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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