クロマツPinus thunbergii〈黒松/別名オマツ〉(マツ科 マツ属) 花期は5月。
常緑高木。海岸沿いを中心に広く自生する。
乾燥と湿気に強く、また潮風に対する抵抗性もあるので、
防風・防潮林として植えられることが多い。
大きいものは高さ40m、直径2m以上になる。
樹皮は灰黒色で、幼木では浅く裂けるが、
老木になると深い亀甲状に裂け目ができ、やや厚い不規則な鱗片となってはがれ落ちる。
葉は2個ずつ束生し、長さ5-16cmの針状でかたく、基部は褐色のさやにおおわれている。
葉の横断面は半円形。
4〜5月に開花する。
雄花は今年伸びた枝の下部に多数群がってつき、雌花は先端に1〜3個つく。
雄花は長さ1.5-1.8cmの長楕円状円柱形。
雌花は紫紅色でほぼ球形。
球果は翌年の10月頃に成熟し、長さ5-7cmの卵状円錐形で淡褐色。
種子は長さ5-6mmの倒卵形で、種子の長さの3倍くらいの翼がある。
幹から松やにがとれる。
用途:庭木、並木、防風・防潮樹、建築・土木・器具材、花材
分布:本、四、九、朝鮮南部
− 山渓カラー名鑑「日本の樹木」 −
【@を拡大しました − 球果は翌年の10月頃に成熟し、長さ5-7cmの卵状円錐形で淡褐色】
19.5.6 撮影
【A雄花は今年伸びた枝の下部に多数群がってつき】
19.5.6 撮影
【Aを拡大しました − 雄花は長さ1.5-1.8cmの長楕円状円柱形】
19.5.6 撮影
【B雌花は今年伸びた枝の先端に1〜3個つく】
19.5.6 撮影
【Bを拡大しました】
19.5.6 撮影
【Bを拡大しました − 雌花は紫紅色でほぼ球形】
19.5.6 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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