2019年 11月30日  クコ



【@土手に生えているのが路上に広がっていました − 自転車道で】
19.11.30 撮影

        クコ Lycium chinense 〈枸杞〉(ナス科 クコ属) 花期は7〜11月。
       土手や溝などの荒れ地に生える高さ落葉低木。
       茎は細く、下部で分枝して斜上し、長さ1-1.5m。全体無毛。
       しばしば枝のわきにとげができ、ときに枝先もとげとなる。
       葉は互生。多くはごく短い短枝の先に群生し、
       柔らかい紙質、葉身は長楕円形または楕円形、先はやや鈍いかとがり、
       長さ1.5-6cm、幅0.5-2.5cm、全縁で、下部は葉柄に流れ、
       葉柄は長さ2-15mm。
       7〜11月、短枝の先に1〜3個の花をつける。
       花柄は長さ7-15mm。
       萼は鐘形で長さ約4mm、中ほどまで3〜5裂し、
       裂片は三角状卵形で先はとがる。
       花冠は淡紫色、広い漏斗形で長さ約1cm、
       太い筒の先は5裂して開き、裂片は卵形で先は鈍い。
       雄蕊は花外へ出る。
       液果は晩秋から冬に赤く熟し、長さ約1cm。
       種子は淡褐色、広卵状楕円形で長さ約2.5mm。
       北海道〜琉球の低地に生え、
       朝鮮半島・台湾・中国・ネパール・パキスタンに分布する。

        −改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました − 赤い実と、まだ花も咲いています】
19.11.30 撮影
                                 
【@を拡大しました −しばしば枝のわきにとげができ、ときに枝先もとげとなる
19.11.30 撮影

【A茎は細く、下部で分枝して斜上し、長さ1-1.5m。全体無毛
19.11.30 撮影

【Aを拡大しました − 萼は鐘形で長さ約4mm、中ほどまで3〜5裂し、裂片は三角状卵形で先はとがる
19.11.30 撮影

【B液果は晩秋から冬に赤く熟し、長さ約1cm
19.11.30 撮影

* * * * * 花盛りの時を − 撮っていたのは随分昔で、別の場所です * * * * *

【C短枝の先に1〜3個の花をつける。 花冠は淡紫色
15. 9. 12 撮影

【D 花冠は広い漏斗形で長さ約1cm、太い筒の先は5裂して開き、裂片は卵形で先は鈍い
15. 9.12 撮影
「雄蕊は花外へ出る」
 

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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