コヤブタバコ Carpesium cernuum〈小薮煙草〉
(キク科 ガンクビソウ属) 花期は7〜9月。
山野の林内に普通に見られる高さ50-100cmの2年草。
茎は太く、よく枝分かれし、下部には白い軟毛が密生する。
根生葉は花のころには枯れてない。
下部の葉は長さ9-25cmのさじ状長楕円形で、基部は次第に狭くなり葉柄の翼に続く。
ふちには不揃いの鋸歯があり、両面ともやや密に白い軟毛が生える。
中部の葉は長楕円形で、少し小さい。
枝先に緑白色の頭花を下向きにつける。
頭花は直径1.5-1.8cm。
頭花の基部には長さ2-5cmの線状披針形の苞葉が多数つく。
総苞は長さ7-8mmの広鐘形。
【@を拡大しました − 枝先に緑白色の頭花を下向きにつける】
15.12.9 撮影
「頭花は直径1.5-1.8cm。
頭花の基部には長さ2-5cmの線状披針形の苞葉が多数つく」
【A今が“一番きれいな時”? − 来年1月1日の開花確認が忙しくなりそう】
15.12.9 撮影
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【Bツルリンドウ − こちらは季節どおりを感じます − 同じ林道わきで】
15.12.9 撮影
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ツルリンドウ Tripterospermum trinervium〈蔓竜胆〉
(リンドウ科 ツルリンドウ属) 花期は8〜11月。
山地や丘陵の木陰に生えるつる性の多年草。つるは紫色を帯びる。
葉は卵状披針形で長さ3-5cm、裏面は紫色を帯びることが多い。
葉腋に淡紫色の鐘形の花を1個ずつつける。
花冠は長さ2.5-3cmで5裂し、副片がある。
雄しべは5個。
果実は液果。ほぼ球形で紅紫色。
【C果実は液果。ほぼ球形で紅紫色】
15.12.9 撮影
【Cを拡大しました − 柄は花のあと長く伸びて、残存する花冠より突き出す】
15.12.9 撮影
* * * * * こんな時もありました * * * * *
【D葉腋に淡紫色の鐘形の花を1個ずつつける】
13.11.24 撮影
【Dを拡大しました − 花冠は長さ2.5-3cmで5裂し、副片がある】
13.11.24 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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