コヤブタバコ〈小薮煙草〉(キク科 ヤブタバコ属) 花期は7〜9月。
山野の林内に普通に見られる高さ50〜100cmの2年草。
茎は太く、よく枝分かれし、下部には白い軟毛が密生する。
根生葉は花のころには枯れてない。
下部の葉は長さ9〜25cmのさじ状長楕円形で、基部は次第に狭くなり葉柄の翼に続く。
ふちには不揃いの鋸歯があり、両面ともやや密に白い軟毛が生える。
中部の葉は長楕円形で、少し小さい。
枝先に緑白色の頭花を下向きにつける。頭花は直径1.5〜1.8cm。
頭花の基部には長さ2〜5cmの線状披針形の苞葉が多数つく。
総苞は長さ7〜8mmの広鐘形。
09.9.6 撮影
「名前とは逆に、頭花はヤブタバコより大きい」
09.9.6 撮影
【枝先に緑白色の頭花を下向きにつける】
09.9.5 撮影
「頭花の基部には長さ2〜5cmの線状披針形の苞葉が多数つく」
【上の画像を拡大しました】
09.9.5 撮影
「花冠は緑白色、総苞の外片は緑色、内片は周りが白くて薄く、
内外はほとんど同じ長さで、ガンクビソウのように外から内に次第に長くなることはない」
* * * * * おまけの花 * * * * *
【カラスノゴマ】
09.9.6 撮影
林から草原に出たばかりの道ばたで。
(開花確認したドリーネ耕作そばのは全て刈られて無くなりました)
【イガホオズキ】
09.9.6 撮影
果実がたくさん育っていますが、まだ花も咲き続けています。
きょうは、“秋吉台の自然に親しむ会”の自然観察会「初秋の野草」でした。
かんかん照りの暑い草原でしたが、参加者全員元気に草原の野草を楽しみました。
駐車場に戻ってから、事務局長さんが育てられたスイカを3個、皆でご馳走になりました。
おみやげに頂いたカボチャは、「くりまさる」よりもホクホクで、とてもおいしかったです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|