コスミレ Viola japonica〈小菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は10〜4月。
路傍や耕作地など人里に近い所に生える、高さ5-12cmの多年草。
無茎種。地下茎は短い。
葉は斜上し、葉身の表面は白い粉をふいたような緑色、
下面は紫色を帯びるか淡緑色、長三角形〜長卵形、
先端は鋭頭、基部は心形、長さ2-5cm、低平な鋸歯があり、
両面ともにまばらに短毛があるかほとんど無毛、葉柄は長さ2-10cm。
夏葉は春葉よりもはるかに大きく、長三角形。
花期は3〜5月。
花は淡紫色、径1.5-2cm、花柄は長さ6-12cm。
萼片は広披針形、有毛、付属体は三角形。
花弁は長さ10-15mm、幅が狭く、側弁の基部は無毛まれに有毛。
花柱は虫頭形(カマキリの頭形)、上部が左右に明瞭に張り出し、
柱頭は下向きに短く突き出る。
距は細く、長さ6-8mm。
刮ハは楕円状、長さ約1cm。
側弁の基部が有毛なものはヒゲコスミレf.barbata.。
人家の周辺で見かけることの多い種で、スミレに似て小型の印象があるためこの名がある。
しかし、コスミレはスミレに比べて、全体、葉、花などが特に小型というわけではない。
− 改訂新版「日本の野生植物 3」 −
【@を拡大しました − 寒い季節に進んでいる中で目に入り、ホッと和みました】
21.12.2 撮影
【A今年の開花は1月1日でした − 「花は淡紫色」微妙に個体差があります】
21.2.7 撮影
【B春、暖かくなると花が賑やかにたくさん咲きます】
18.3.23 撮影
【Bを拡大しました −葉身の表面は白い粉をふいたような緑色、下面は紫色を帯びるか淡緑色、】
18.3.23 撮影
「長三角形〜長卵形、先端は鋭頭、基部は心形、長さ2-5cm、低平な鋸歯があり」
* * * * * * おまけ * * * * * *
【Cツチグリが出ていました − ミニ植物観察園の道路側斜面で】
21.12.1 撮影
何もないと思いながら歩いたのに、歩けば何かが見つかりますね!
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これから厳寒の時期に向かうというのに、もう春が待ち遠しく、コスミレを日記に書きました。
寒いのが苦手な私、この冬大丈夫でしょうか・・・。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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