2017年 1月11日  コショウノキ・クサイチゴ


昨年一番早く開花したコショウノキの様子を見に、切り拓かれた山へ来てみました。
護身用に長柄の傘を持って、熊と出会わないように祈りながら。


【@他の場所とあまり変わらず、今の気温では開花には1週間くらいかかると感じました】
17.1.11 撮影

          コショウノキ Daphne kiusiana〈胡椒の木〉(ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属) 
                                                 花期は2〜4月。
         暖地の山地に生える高さ1mになる常緑小低木。雌雄異株。
         葉は互生。葉身は長さ4-16cmの長楕円形または披針形で、ふちは全縁。
         表面は光沢があり、両面とも無毛。
         枝先にジンチョウゲに似た白い花を頭状に数個つける。
         花には花弁はなく、萼筒は白色、肉厚で長さ8-10mm、
         先は4裂し、外面には細い毛が密生する。
         果実は液質の核果。直径8mmほどの球形で、6月に赤く熟す。


【A右へ回りました − 足元が悪くこれ以上は近寄れなかったのです】
17.1.11 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 開花にはまだ1週間は必要でしょうか】
17.1.11 撮影

【B同じ個体の昨年は − 足を踏み外さないよう細心の注意を払って近づきました】
16.1.4 撮影

【C右の花を − この花は、前年の12月5日に開花確認しています】
16.1.4 撮影

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【@コショウノキに入る道ばたのクサイチゴです】
17.1.11 撮影

          クサイチゴ Rubus hirsutus〈草苺/別名ワセイチゴ・ナベイチゴ〉
                             (バラ科 キイチゴ属) 花期は3〜5月。
        山野に生える高さ20-60cmの落葉小低木。
        葉は互生。長さ10-18cmの奇数羽状複葉で、
        花のつく枝では小葉が3個、ほかは5個ある。
        ふちには細かい重鋸歯がある。
        花は白色で直径約4cm、上向きに咲く。
        花柄や萼の外側には軟毛と腺毛が混生する。
        果実は集合果。直径約1cmの球形で、5〜6月に赤く熟す。

【@を拡大しました − 蕾は見えませんが】
17.1.11 撮影
                                
【A − @と同じ個体で昨年は 開花確認しました − 1月4日】
16.1.4 撮影

【Aを拡大しました − 前年の12月5日には蕾でしたが、12月のうちに開花したらしい】
16.1.4 撮影

歩いていて今期も暖冬と思っていますが、順調以上に開花していく草本とは違い、木本は開花を躊躇しているように感じます。
ちょっとした気温の推移が影響しているのか…。
残念ながら普通の人間の私には分かりません。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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