3月2日 コショウノキ


コショウノキは「秋吉台国定公園の高等植物」には『林内にやや普通』ですが、
私が秋吉台を歩き始めた15年前と比べたら、随分減ってきたと思います。
特に林の整備のために人間の手が入った場所では、それを強く感じます。

【@きょう開花していたのは、1株全体で1個だけ−鳶ノ巣で】
13.3.2 撮影

      コショウノキ〈胡椒の木〉(ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属) 花期は2〜4月。
     暖地の山地に生える高さ1mになる常緑小低木。雌雄異株。
     葉は互生。葉身は長さ4〜16cmの長楕円形または披針形で、ふちは全縁。
     表面は光沢があり、両面とも無毛。
     枝先にジンチョウゲに似た白い花を頭状に数個つける。
     花には花弁はなく、萼筒は白色、肉厚で長さ8〜10mm、
     先は4裂し、外面には細い毛が密生する。
     果実は液質の核果。直径8mmほどの球形で、6月に赤く熟す。

                         

                           【A】
                         13.3.2 撮影
                    【Aを拡大しました−雌花です】
                         13.3.2 撮影
                         
                     * * * * * おまけ * * * * *

       【Bキブシの開花を確認しました−100mmマクロレンズで撮ったままの画像です】
                         13.3.2 撮影
             【Bを拡大しました−画像の中央辺りの花序で開花を確認しました】
                         13.3.2 撮影
      キブシの開花が早い株は川の向こう岸で、肉眼で開花を確認できません。
      川を隔てたこちらから撮って、パソコンで確認するしかありませんが、
      体力不足から望遠レンズと両方を持ち歩けず、100mmマクロレンズに頑張ってもらいました。             


   山焼きが2月中に終わって、間もなく草原に緑が芽生えるのに先駆けて、林縁で春到来の確認を
   しましたが、きょうは、このところの暖かさとは打って変わり、冷たい風が強く吹いていました。
   でも、そんな中から春を見つける方が、今の私には癒やされる気がします。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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