コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides〈小鬼田平子/別名タビラコ〉 (キク科 ヤブタビラコ属) 花期は3〜5月。
水田に多い越年草。
根生葉はロゼット状に広がり、長さ4-10cmで羽状に分裂する。
茎は多くでて、高さ4-20cm、初め軟毛があるがのちに無毛となる。
茎葉は1〜3個。
下部の葉は倒披針形〜楕円形で、長さ4-7cm、頭大羽裂する。
花は3〜5月。
頭花は散房状につくが、のち花柄が伸びて長さ1.5-5cmとなり下垂する。
小花は黄色、6〜9個で、花冠は長さ5-6.2mm。
痩果は長さ3-4.5mm、不等の肋があり、
先端に長さ1-2.5mmの鉤が2個、まれに4個ある。
本州〜九州、済州島・中国に分布する。 春の七草のホトケノザは本種であり、若苗は食べられる。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました − 下部の葉は倒披針形〜楕円形で、長さ4-7cm、頭大羽裂する】
19.2.10 撮影
【A小花は黄色、6〜9個 − 秋吉台国定公園で私が見てきた小花は、11〜12個】
19.2.10 撮影
全国、広く見られるありふれた草なので、地方の個体まで調べられないのでしょうか。
別の種を期待して調べても、図鑑にはほかにないので、コオニタビラコとしてきました。
詳細の部分で図鑑の記述とは違う植物は結構あり、そのたびに悩んでいます。
* * * * * おまけ * * * * *
【B今日、アキタブキも開花しました】
19.2.10 撮影
【C開花している頭花は、まだ一つだけです】
19.2.10 撮影
【Cを拡大しました − 「縁に多数の雌性頭花、うちに少数の両性花」 − 雌花・雌株ですね】
19.2.10 撮影
|
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|