コナギ Monochoria vaginalis〈小菜葱〉(ミズアオイ科 ミズアオイ属)
花期は 8〜10月。
ナギはミズアオイの古名。ミズアオイとともに昔は茎や葉を食用にした。
水田や沼などに生える1年草。
葉は長さ3-7cm、被針形、卵状被針形、卵心形と変化が多い。
花序3〜7個の青紫色の花からなり、花茎は葉よりはるかに低い。
花は直径1.5-2cm、花被片6、雄しべ6、雌しべ1よりなり、
雄しべのうち1個だけは他より目立って大きく、平たい花糸の横につのが生える。
同一花序の花はほとんど同時に咲きそろい、
花は1日でしぼみ、花茎が急に下を向き、そのまま結実する。
【@を拡大しました − 同一花序の花はほとんど同時に咲きそろい】
16.8.18 撮影
【A花茎は葉よりはるかに低い】
16.8.18 撮影
【Aを拡大しました − 雄しべのうち1個だけは他より目立って大きく】
16.8.18 撮影
【B花茎は葉よりはるかに低い】
16.8.18 撮影
【Bを拡大しました −雄しべのうち1個だけは他より目立って大きく 】
16.8.18 撮影
「大きな雄しべは、蕾の中ですでに花粉をはき出し、
ちょうどこの位置にある雌しべの柱頭に花粉を手渡す」
前回のコナギの日記は2003年8月20日。
水田でよく見かけるのに、私が秋吉台に来た頃にはしぼんでいて、なかなか開いた花が撮れないのです。
撮影した日は、早起きの友人と合流したのが7:20。
田に回ってきた時は、強い日差しが降り注いでいましたが、なんとか間に合いました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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