コマユミ〈小真弓〉(ニシキギ科) 花期は5〜6月。
ニシキギで枝にコルク状の翼ができないものをいう。丘陵から山地の林内や林縁に生える高さ1〜3mになる落葉低木。葉は対生し、長楕円形または倒卵形で、先は鋭くとがり、ふちには細かく鋭い鋸歯がある。本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。花は直径6〜8o。果実は刮ハ。長さ5〜8oの楕円形で、熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す。
05.11.19 撮影
【こんな時もありました―1ヶ月前です】
05.10.21 撮影
葉の緑と果実の朱色の対照がきれいでした。
【こんな時もありました―花期】
05.5.7 撮影
「花は地味、よく見ればかわいらしいのだけど」(山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」)
【こんな時もありました―花を拡大】
05.5.7 撮影
「花序の柄は長さ1〜3pで、垂れ下がる。
花弁は4個、ふちには鋸歯がある。雄しべは4個。雌しべは1個」
「コマユミの枝に板状の翼があるものはニシキギ。山に自生しているものは、枝の翼がそれほど発達していない」
「葉が広楕円形で、長さ4〜10p、幅2〜7pと大きいものをオオコマユミといい、葉は質が厚く、端正」
今まで翼の有無に注目していませんでしたが、葉の形が広いものは見ています。コマユミと思っていた中に、ニシキギ、オオコマユミがあるかもしれませんね。
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