コクラン〈黒蘭〉(ラン科 クモキリソウ属) 花期は7〜8月。 花の色からこの名がある。常緑広葉樹林内に生える多年草。 葉は広楕円形で先はとがり、長さ5〜12cm、2〜3個つく。
花茎は直立して高さ15〜30cm、暗紫色で直径1cmほどの花を5〜10個、総状につける。
萼片は披針形で長さ約1cm。側花弁は線形。
唇弁は倒卵形で長さ約1cm、反曲し、先端はへこむ。基部に2個の針状突起がある。
【Aウスギムヨウランが咲く林で】
10.7.6 撮影
ここは日差しがほとんど無く、薄暗く蚊が多いところです。
【Bウスギムヨウランが咲く林で】
10.7.6 撮影
【Bを拡大しました】
10.7.6 撮影
「暗紫色で直径1cmほどの花を5〜10個、総状につける」
【Bを拡大しました − 側花弁は線形】
10.7.6 撮影
「唇弁は倒卵形で長さ約1cm、反曲し、先端はへこむ。
基部に2個の針状突起がある」
今では秋吉台国定公園で「普通に見られる」コクランですが、『秋吉台国定公園の高等植物』には記載がなく、確か2002年、友人と二人で伐採されたスギの植林地を歩いていて見つけたものです。
コクランを見るたびごとに、過去に撮った時の様々な出来事を思い出しますが、今は亡きYasukoさんが夢中になって撮影しておられた姿を懐かしく思い出しました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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