7月18日 コクラン 


【7月2日に開花したコクランは、今】
   09.7.18 撮影
こんな小群落が散在しているここは、1日中ほとんど日が当たらない場所です。
(昨年出た葉と、昨年の枯れた花茎も写っています。)
   
  コクラン〈黒蘭〉(ラン科 クモキリソウ属) 花期は7〜8月。
 花の色からこの名がある。常緑広葉樹林内に生える多年草。
 葉は広楕円形で先はとがり、長さ5〜12cm、2〜3個つく。
 花茎は直立して高さ15〜30cm、暗紫色で直径1cmほどの花を5〜10個、総状につける。
 萼片は披針形で長さ約1cm。側花弁は線形。
 唇弁は倒卵形で長さ約1cm、反曲し、先端はへこむ。基部に2個の針状突起がある。

                                         
【今年、今日までで一番花数が多い株】
 09.7.18 撮影
花茎は直立し、暗紫色で直径1cmほどの花を5〜10個、総状につける

  
【上の画像を拡大しました】  
09.7.17 撮影
萼片は披針形で長さ約1cm。側花弁は線形。
唇弁は倒卵形で長さ約1cm、反曲し、先端はへこむ

 コクランを見つけたのは秋吉台国定公園内のスギの伐採跡地で、日当たりのよい斜面でした。
 そこに4〜5年の間は行っていましたが、駐車場から遠い所の上、木が茂ってきてコクランの数が減ってきたし、途中の林も樹木が茂り、迷って怖い思いをしたことも何度かあり、ほかの数カ所の林縁で見つけたので3年間くらい行っていません。
 友人と二人で秋吉台のコクランを最初に見つけた場所に、梅雨が明けたら行ってみたくなりました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。