コカモメヅル〈小鴎蔓〉(ガガイモ科) 花期は7〜8月。
山野の草地ややぶに生えるつる性の多年草。葉は対生し、三角状披針形で、先はとがり、基部は浅い心形。葉腋から長い花柄をだし、暗紫色の花をまばらにつけます。花の直径は4〜5o。
このコカモメヅルは、草原の遊歩道わきでササやクズに絡んで生えていますが、つるは細いし、葉の長さは2pほど。
場所をきっちり覚えていないと見失ってしまいそうで、「階段の42段目」を数えて、日が高くならないうちの9時過ぎに、開いていた花を撮ることができました。
【上の画像を拡大しました】
「カモメヅルの名をもつ植物はたくさんあるが、コカモメヅルは、そのうちで最も花が小さい」
オオカモメヅルの小さな花を見て「何で『大』なの?」でしたが、
コカモメヅルの花を撮っていると納得できました。
コクラン(ラン科)
05.7.18 撮影
コクラン〈黒蘭〉 花期は7月。 花の色からこの名がある。常緑広葉樹林内に生える多年草。葉は卵形〜広楕円形で2〜3個つく。花茎は直立して高さ20〜35p。暗紫色の花を5〜10個、まばらにつける。花の直径は1pほど。
群生状態に咲いていた林の中のコクランを見つけることができません。数年前初めて見た時よりずっと数が減ったように思います。
この株は、昨年の台風でスギの枝が折れて明るくなった林で見つけましたが、来年は大丈夫でしょうか。
【上の画像を拡大しました】
『低い草を撮る時、地面にアルミ箔か、なければ手持ちの白い紙でも置くと、全然違うよ』
友人に何度も言われながら実行しない私。
今日もまた、アルミホイルを置いてくれました。
「はい、やっぱり違います。今度から使いますね」。
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